1954-08-18 第19回国会 参議院 大蔵委員会 閉会後第1号
国庫が放出超過をいたします場合には、日銀の貸出というものは、ほかの状態が同じであるならば、減つて行つていいわけであります。国庫が逆に引揚げを強く行なつて参ります場合には、日銀の市中信用供与というものは殖える場合がある。ほかの条件さえ変らなければ……。
国庫が放出超過をいたします場合には、日銀の貸出というものは、ほかの状態が同じであるならば、減つて行つていいわけであります。国庫が逆に引揚げを強く行なつて参ります場合には、日銀の市中信用供与というものは殖える場合がある。ほかの条件さえ変らなければ……。
それから資金運用部におきまして回収強化が、回収を非常に強化するという計画になつておりますが、それが計画通りに行くかどうか、逆に八十億円程度の放出超過となつて、それだけ余裕金を食いつぶさねばならんことになりはしないか。
ところがこの二十八年度の予算がインフレ予算であり、放出超過において千三百億といわれます。しかもそれが年末に殺到いたしまして、年初の引上げ分をはき出すものを含めますと二千二百億円の放出超過が行われている。これが下期インフレ説の中心的な考え方をなしているのではないかというふうに世間では考えておられますし、また私もそう考えておるのであります。
商工中金、相互銀行等に対する指定預金を三カ月以上にすべきではないかというお話がございましたが、実は国庫の資金放出超過に伴いまして指定預金の引揚げを伴うことはこれは止むを得ないのでありまするが、併し資金の繁閑をよく見極めつつ国民経済の実情に副うようにやつておるのであります。
民間の収支の関係から申しますと、二十六年度中に民間から引上げたものを二十八年度において出すということになりますから、従つてこの予算の関係から申しますと、それだけ民間に対する放出超過という計算に相なるわけでございます。
そういう関係と、それから外為会計の収支の内訳、それからもう一つは、今年の当初の計画では見返資金でしたか五百億放出超過があつて、その分を資金運用部で吸上げることになつておりましたが、それが変つて来て資金運用部で三百六十億ですか、金融債を引受ける。従つて見返資金と資金運用部と両方を通じて放出超過がある。
なお、財務当局の委員会における説明は、以上申し上げたことに加うるのに、食糧管理特別会計や外国為替資金特別会計の分まで合せてみますると、八百八十億円の放出超過になるというのであります。こうして、国庫からの融通によつて民間金融とのつじつまを合せておりますので、言葉をかえて申しますれば、形式的な一般会計上の予算において均衡を得ているにすぎないのであります。
併し指定預金はただ単にこの食管の関係ばかりじや、ございませんで、一般の金融情勢を睨み合せて行うものでございまするので、これは今どれだけの数字をどうするということを申すのはこれは軽率のそしりを免れないと思いまするが、併し国庫がかくのごとく放出超過に相成りまする場合には、指定預金のほうにおきまして揚げるということが考えられるのでございまして、若しそれが揚げられました場合におきましては八百八十億という数字
この表の最後にございますように、この上に書きました数字を全部合計いたしますと、約八百八十億円国庫は民間に対して放出超過になるというような一応の数字になるわけでございます。もつともこれは予算が計上されました通りいささかの相違もなく実行された場合の想定数字でありますことを、申し上げておきたいと思うのでございます。
○太田委員長 ただいま八百八十億の放出超過など重大な数字まで発表になりましたが、皆様方におかれては審議の御都合もありましようから、きわめて早く速記録をお手元に差上げるように事務当局に申し上げておきました。 次に銀行局長河野通一君。
○福田説明員 財政の全体とにらみ合せまして、たとえば今御指摘のありました預託金の増加がある、あるいはそれ以外の国庫収支の面において引上げ超過というような事態がありますれば、それに相当する部分が、たとえば資金運用部資金の放出超過の形で出ましても、全体としては国庫の収支は均衡することになりますので、御指摘のような場合にはむろん考え得る場合の一つと申し上げ得ると思います。
これに対しまして特別会計の方面におきましては、資金運用部におきまして放出超過が六百十二億円、それからそのほかの特別会計を合せまして百五億円の撒布超過と相成ります。この一般会計と特別会計全体とを併せて考えまするならば、大体收支は均衡し得るのではないかというふうに考えておる次第でございます。
国庫の収支の第三・四半期の状況は、大体九百七十億から千億近くの放出超過になる予定であります。これは今後における米の供出の進展の速度いかんに影響されるところが非常に多いと思いますが、大体今申し上げましたような程度の数字で、放出超過になる見込みを持つております。年末の通貨発行高は、大体ピークにおきまして五千三百億程度になるかと思います。
従いまして一般会計、特別会計あるいは今の資金運用部資金、見返り資金、そういうものの全体を通じまして、資金の放出超過にならないように、資金の放出超過になりますと、経済の安定を阻害するおそれがございますので、そういう結果にならないようにということで、政府としては全般的に資金計画を立てているわけであります。
それから米の場合におきましては、先ほど来申上げておりますように、これと食糧管理特別会計の内部において解決いたしており、両者を通じまして、そういうようなインヴエントリー・フアイナンスというようなことのために債務の増加をしないということ、それによつて政府収支というものが放出超過になることを避けるということをこの二、三年とつて参つておるのであります。
それからその金を使えば收支の均衡が乱れるというのは、納得が行かぬというお話でありまするが、先ほど来申し上げておりますように、総合收支予算の均衡を阻害するならば、それだけの金が放出超過になるということだけを申し上げておく次第であります。
預金部においては、今御指摘のありましたように、六百六十六億と四百数十億との差というものはさらに積極的に金を出しており、資金の面から言いますれば、放出超過というような形になつておるのであります。
両会計を通じました收支の関係でありますが、二十六年度におきましては、見返資金関係は百六十二億円の揚超、預金部、即ち資金運用部では二百二十六億の放出超過でありますが、差引きまして、七十四億の散超ということになります。前年度に千二百億円程度の引揚超過があつて、これがいろいろな議論を提供いたしておつたと思うのでありますが、明年度において改められることになります。
明年度におきましては見返り資金で引揚げ超過が百六十二億円、預金部の方においてはかえつて二百三十六億円の放出超過でありまして、差引七十四億円の放出超過ということに両会計としてはなるわけであります。従いまして両会計が従来ややともすればこうむつておつたような非難は、明年度については解消するものと考えるわけであります。
例えば外為の放出超過というものが二十三億を超える予定でございまして、これは輸入のユーザンス制度をとりましたためと、それから輸出が増加いたしました等々による原因でございます。
すなわち四、五、六でに四百億程度支出が一般会計におきましては放出超過になるというふうに見込んでおります。四月の実績は一般会計におきまして歳入が五百八十九億、歳出が五百十億でやはり七十九億の引上げ超過になつておりましたのですが、五月、六月で相当の支船い進めまして、約四百億近くの支払い超過にしたい。